今年も残すところあと半月あまりです。きょう(13日)は新年に神様を迎えるための準備に取り掛かる「正月事始め」。岡山市中央卸売市場では正月飾りのセリが行われました。


(セリの音)
「カランカランカラン」

威勢の良い掛け声とともに正月飾りが次々とセリ落とされていきます。

岡山市中央卸売市場で行われた「お飾り市」です。岡山県では正月飾りの生産は、岡山市中区の高島地区や吉備中央町などで続けられています。

高齢化などにより年々生産者が減少していて、今年の入荷量は去年と比べ7割程度だといいます。

(仲買人)
「昔はこんなに大きいものがあった。作り手も高齢化が進んで。力がいるんですよ」

(岡山大同青果 大野博巳社長)
「マンションだとか、飾るところが減ったということもありますけど、ちょっと寂しい状況になっていますね。文化を守って頂きたいというのは本心あるんですけど」

新しい年の年神様を迎える目印となる正月飾り。県内のスーパーなどに並びます。