きょう昼すぎ、東京・足立区で歩行者など11人が車にはねられる事故があり、1人が死亡し、1人が意識不明の重体です。現場の様子を中継でお伝えします。

足立区梅島の事故現場です。現場は東武鉄道西新井駅から東におよそ1キロメートルの路上で、20分ほど前までは車が合計10台ほど絡む大規模な事故の様子が見てとれましたが、警察が現場の車を少しずつ移動させていきました。警察がトラックから落ちたとみられる箱を調べる様子も見られます。

きょう午後0時半すぎ、「歩行者と乗用車の交通事故です」と通報がありました。

歩行者や自転車に乗っていた10代から80代の男女11人が車にはねられるなどしたということですが、捜査関係者によりますと、そのうち、80代男性の死亡が確認され、20代の女性が意識不明の重体だということです。

目撃した人
「白い車が歩道に上がって、また道路に出た感じですね。警備員を見てしまった、はねられて1回転するのを。暴走…もう本当に速かったです。最初、後ろでサイレンが鳴っていたので後ろを見たら、前ですごい音がしたので振り向いたら、もう次々はねられた感じです」

現場には白い乗用車が残されていて、警視庁によりますと、この運転手が区役所前の横断歩道で歩行者1人をはね、その後、歩道を走るなどして、次々と人をはねたということです。

捜査関係者によりますと、運転手は男で、事故の後、車を現場において逃走したということですが、警視庁が事故のおよそ2時間前に近くの自動車販売店から車を盗んで逃走した疑いのある男を確保したということです。

警視庁は男と事故との関連を調べています。