大会10日目を迎えるデフリンピック。きょう、円盤投げ決勝に出場した、トヨタ自動車の湯上剛輝選手(32)。
(湯上選手・10月)
「聴覚障害者のヒーローになりたい」

生まれつき両耳が聴こえづらい湯上選手は、小学6年生のときに手術を受けました。
専用の器具があれば日常生活に支障はなくなりましたが、円盤を投げる時はあえて、器具を外します。

(湯上選手)
「何も聴こえないからこそ自分に集中できるし、自分の体の動き、円盤を持ったときの感覚にも集中できるので、毎回“無音の世界”に入るために(器具を)外している」
湯上選手はことし、健常者を含めての日本記録を更新。国内の聴覚障害者としては初めて世界陸上に出場し、デフリンピックへ弾みをつけました。














