聴覚に障害があるアスリートの世界大会、デフリンピック、道内勢も活躍です。

バドミントン男子ダブルスに、札幌出身、北海高校3年の森本悠生(もりもと・ゆうき)選手が出場。永石泰寛(ながいし・やすひろ)選手とのペアで決勝に進みます。

シングルスの金・銀メダリストペアを相手に、果敢にスマッシュを打ち込みます。優勝まであと一歩でしたが、初出場で銀メダルを獲得しました。

森本悠生選手(18)
「実際にメダルを持ってみると重たいです。メダルは皆さんの応援のおかげで取れました。ありがとうございます」

日本勢最年少は、北広島市出身の14歳。水泳の川眞田結菜(かわまた・ゆうな)選手です。

札幌のパブリックビューイングを訪れた人
「すごく頑張っていて応援したくなりますね。頑張ってください!」

川眞田選手は混合のメドレーリレーに出場。決勝でアンカーを務めました。

3位で飛び込みましたが中国チームにかわされ、わずか0.37秒差。悔しいレースになりましたが、次世代日本のエースが世界に存在感を示しました。

ふだんは、ろう学校の先生と手話を広めるインフルエンサーの二刀流。札幌の手塚清貴(てづか・きよたか)選手は、シュートの決定力とタフなスタミナが評価され、4回目の出場です。

予選で、世界ランク5位のアルゼンチンとの対戦。試合終了まで残り2分を切り、3点差を追う日本は手塚選手が3Pシュートを決め、チームを奮い立たせ勝ち越した日本。

デフバスケの歴史を変える勝利をもたらしました。手塚選手から番組宛てにメッセージが届きました。

手塚清貴選手(38)
「今回のデフリンピックでは残念な結果だったが、世界ランク5位のアルゼンチンに勝利することができて嬉しかった。デフリンピックに参加したろう者にとって誇りに思える場だった。ろう者で良かった。ろう者であることを誇りに、生きていることを皆さんにわかってもらえてうれしい。応援ありがとうございました」

そして23日、空手の女子団体・形で、札幌出身の森こころ選手(18)が道内勢で初めての金メダルを獲得しました。