「指導者が言うことは正しい」と信じて

記者会見に臨んだ女性は、自らの体験を語りました。女性は所属していた部活の外部コーチから、14歳ころから被害を受け始めました。それしてそれは、19歳まで約6年間にわたり続いていたといいます。

「指導者が言うことは正しいんだ、この人の言うことを聞いていれば、私はスポーツで強くなれるんだと思い込んでいました」

女性は当時、外部コーチからの行為に疑問を持つことはなかったと語ります。むしろ「指導者が言うことや私にすることは、私のためにやってくれている」と思っていたといいます。