手軽なのに本格的、いま冷凍パスタの人気が広がっています。大手メーカーも新商品を投入。背景にはコメ高騰もあるようです。

家計に大きな打撃を与えているコメ価格の高止まり。そんな中、食卓の強い味方となっているのが…

30代
「パスタとか、コメ以外を食べることが増えてきたかな」
40代
「休みの日は(子どもに)冷凍パスタとか麺類を食べさせている。冷凍庫に毎日4~5個(入っている)」

味のバリエーションが豊富で手軽な「冷凍パスタ」です。

およそ50種類の「冷凍パスタ」を取りそろえる埼玉県内のスーパー。直近2か月の売り上げが120%以上に伸びているといいます(2024年比)。

70代
「自分で作らなくて済む。茹でなくていいし、『チン』すればいいから、最高。自分で作るより全然おいしい」

売り場の中でも、ひときわ目立っていたのが…

記者
「ビッグや大盛り、さらには特盛りと書かれたパスタも並んでいます」

「麺15グラム増量」や「340グラム大盛り」の文字。1食分としては多い気もしますが…

40代
「弁当にもちょこっと入れて、残ったら私が食べたりとか。お得なので、『200円』くらいでかなりお腹いっぱいになる」

安く満足感を得られる“コスパの良さ”が人気の理由のひとつです。

実は、コンビニ各社でも2025年に入り、380グラム超えの“大盛り”商品を続々と展開しています。

さらに、食品メーカー日清製粉ウェルナからは“最重量級のパスタ”が登場!それが、「がっつり食べたい」という声にこたえた特盛りスパゲティシリーズ。

ニンニク入りの甘い濃厚ソースがくせになる「ナポリタン」や、濃厚チーズに黒胡椒のアクセントがたまらない「カルボナーラ」など、通常サイズの1.4倍、420グラムも入って、278円です。

大盛りで満足ができなかった層をターゲットにしていましたが、“思わぬ反響”も…

日清製粉ウェルナ 商品開発本部 末坂さん
「男性以外の方も購入されていて、女性や年配の方も買われている。『ご家族でシェアして食べる』というお声いただいています」

消費者も、メーカーも熱視線の「冷凍パスタ」。これからも家計を支えてくれる救世主となるのでしょうか。