川のはん濫防止を祈願する伝統のまつり「おみゆきさん」が山梨県甲斐市で行われ、神輿が釜無川の堤防を練り歩きました。

「おみゆきさん」は釜無川のはん濫による甲府盆地の水害防止を祈って、平安時代に始まったと伝えられています。


4月15日は着物姿の男性が担ぎ手となり、甲斐の国一の宮の浅間神社の神輿を先頭に、およそ50人が釜無川の堤防を練り歩きました。

そのあと参列者は、川のはん濫防止を祈願する「川除けの儀式」を行い、「水神」と書かれた石を川に向かって投げ入れました。

この石には厄除けなどの御利益があるとされ、地元の子ども達が元気よく拾い集めていました。

水神の石を拾い集める子供達


子供達:
洪水から家を守ってくれる。
1年間病気にかからないように。
(これだけあれば)5年間は大丈夫。

新型コロナの感染拡大防止から今年も神事が中心となりましたが、河川敷には子どもたちの笑顔が広がっていました。