東京都羽村市で軽乗用車を運転中にオートバイと衝突し、運転手の男性を死亡させたうえ、その場から走り去ったとして、76歳の女が逮捕されました。

きのう(16日)午前8時半ごろ、羽村市栄町で、「バイクと軽乗用車の事故があり、被害者は意識がない」と目撃者から110番通報がありました。

バイクに乗っていたのはペルー国籍の会社員・西井アルドさん(57)で、胸を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認されました。

警視庁によりますと、軽乗用車はその場から走り去りましたが、事故のおよそ20分後に「交差点で右折する際にバイクとぶつかった」と110番通報がありました。

警察官が通報者から事情を聴き、ひき逃げしたことなどを認めたため、無職の長谷川裕美容疑者(76)を逮捕しました。長谷川容疑者は帰宅後、車の損傷が激しいことに気がつき通報したということです。

現場は見通しの良い片側2車線の都道で、信号機のある丁字路を右折しようした長谷川容疑者の軽乗用車と、対向車線を直進してきた西井さんのオートバイが衝突したということです。