住民票などを取る時、自分で名前や住所を記入しなくてもいい「書かない窓口」が、北海道の自治体で増えています。

記者
「こちらの市役所では、申請の際に記入の必要がない、書かない窓口が導入されています」

 北海道岩見沢市では、1月に「書かない窓口」を開設しました。

職員
「どういった証明書が必要ですか?」
記者
「住民票の写しを一通いただきたい」

 窓口では、身分証明書を出すだけで、必要事項が書き込まれた申請書がすぐに出来上がってきます。

職員
「こちら申請用紙を作ったので、内容に間違いなければ、署名を」

 自分で書くのは、最後の確認の署名だけでした
 そして、手数料の支払いもキャッシュレスです。

岩見沢市市民サービス課 合川和幸課長
「これまでは約18分かかっていたが、新しい仕組みにより、『書かない窓口』で8分短縮し、10分でできるようになった。(市民から)『便利になった』『分かりやすくなった』と好評を得ている」

 「書かない窓口」は、2016年に北見市が導入してから北海道内に広がり、来年2月には北海道深川市でもスタートします。

深川市市民課 伊藤正志課長
「今までかかっていた処理時間の2割は減らしたい。手続きを少しでも減らすことで苦痛にならないよう、市民サービスの向上をいつも考えている」

 一方、札幌市は、「書かない窓口」の導入については検討中だということです。