14日夕方、福島県田村市の国道で、66歳の女性が死亡したひき逃げ事件で、警察は、市内に住む69歳の男を過失運転致死などの疑いで逮捕しました。

過失運転致死などの疑いで逮捕されたのは、田村市船引町の会社員・佐久間修容疑者(69)です。


警察によりますと、佐久間容疑者は14日午後6時過ぎ、田村市船引町東部台の国道349号で、田往路の左側を歩いていた田村市船引町の菅野恵美さん(66)を乗用車ではねて、現場から逃げた疑いが持たれています。菅野さんは、病院に運ばれましたがその後、死亡しました。

警察は現場の状況などから、死亡ひき逃げ事件と断定し、逃げた車の行方を追っていましたが、防犯カメラや周囲の聞き込みなどから佐久間容疑者の車を割り出し、15日9時過ぎ、佐久間容疑者を逮捕しました。現場周辺は街灯がなく、夜は交通量の多いところだということです。

普段付近を走行する人「(現場の)見通しは悪いね。黒めの服を着ている人とかだと出てこられても認識不足になりそう」

佐久間容疑者は警察の調べに対し、「何かにぶつかった認識はあったが確認しなかった」と供述しているということです。