新型コロナウイルスワクチンで生後6か月から4歳以下の乳幼児への接種を巡る動きです。子供への接種に不安を抱いている団体が副反応などのリスクを十分周知して、接種を判断できるようにすることなどを県へ要望しました。
要望したのは消費者団体=「ママエンジェルスチームAomori」の安藤絵里香(あんどう・えりか)さんと戸澤依香子(とざわ・いかこ)さんで、青森県健康福祉部のワクチン接種体制整備チームに要望書を手渡しました。
乳幼児ワクチンはファイザー製で、1回の接種に含まれる有効成分の量は12歳以上のワクチンの10分の1です。接種は3回必要で、1回目から3週間あけて2回目、その後8週間以上あけて3回目を接種することになります。
青森県内では11月上旬から各市町村で接種がはじまり、対象となる生後6か月から4歳以下の子供は約3万6千人と推計されています。
要望では接種券の一律送付はせずに保護者が同意した希望者のみ受け付けることや接種券に同封する説明書にはこれまでの副反応の事例を明記することなど保護者が十分リスクも知って接種を判断できるようにすることを求めています。

※ママエンジェルスチームAomori 安藤絵里香さん
「いま接種してすぐに亡くなるのも怖いけど、長期的な影響が怖いと思っています」「いままでのワクチンと違う性質を持ったワクチンなので、いままで以上に慎重にならないといけない」

要望に対し青森県は、ワクチンの安全性など国からの通知は関係機関に連絡したうえでホームページに掲載していて、接種したい人ができるように整備しているとしています。

注(ママエンジェルスチームAomoriの表記は正式にはママの後にハートの記号が入る)