香川県内に住む60代の女性が、SNS型投資詐欺であわせて4,250万円をだまし取られたことがわかりました。

手口は巧妙で、警察によりますと女性が被害にあった経過は次の通りです。

●女性は今年9月初旬にFacebook上で、経済評論家を名乗る男性が「言われた銘柄を買うだけで500万円儲かった人がいる。LINEを登録しろ」と促す動画広告を見つけLINEグループに登録しました。
●グループを通じて女性はアシスタントと名乗る女性と個別にLINEのやり取りはじめ、勧められるまま投資サイトにアカウント登録をしました。そして株を購入するため、9月30日から10月28日の間、5回にわたり指定された口座にネットバンキングで、あわせて2,250万円を振り込みました。そして利益を出金する手続きをすると女性の口座に200万円が振り込まれたということです。
●その後、投資サイト上では女性の資産が1億7,100万円まで増えたため、女性が再び出金しようとしましたが手続きがとれず、カスタマーサポートに問い合わせたところ、「20パーセントを納税しなければ引き出すことができない」と言われ、10月30日にさらに2,000万円を振り込みましたが、やはり出金することはできなかったため、警察に相談したということです。

警察では、
●SNSを通じて「投資で儲かる」などとやりとりをしていれば詐欺を疑ってください。
●振込先の口座が個人口座や、口座がその都度変わる場合は詐欺と考えてください
などと呼びかけています。