学歴社会の韓国で、きょう行われたのが「人生を左右する」とも言われる大学入試の統一試験です。日韓関係の改善もあり、第2外国語の試験で「日本語」を選ぶ受験生が急増しています。
記者
「受験生たちは緊張した面持ちで試験会場へと入っていきます」
韓国ではきょう、年に一度の「大学修学能力試験」、通称「修能(スヌン)」が行われました。警察のパトカーなどで受験生を送り届ける、毎年おなじみのこの光景も…。
試験会場に一緒に来た母親も子供の健闘を祈ります。
父
「最後まで心配しないで、勇気を出してやり遂げてね」
受験生
「緊張しなければいいな」
受験生
「お父さんがご飯を作ってくれました。私は朝起きられなかったけど、お母さんが起こしてくれて。兄は変に気を使わずにいてくれて、ありがたかったです。後悔しないように一生懸命、受けたいです」
学歴社会の韓国で人生を左右するとも言われる「修能」は、まさに国家をあげた一大行事です。
この日、午後1時すぎからは英語のリスニングの試験が始まりますが、ソウル市内の空港を訪れると…
記者
「午後1時5分になりました。リスニングに影響が出ないようにと、飛行機の離着陸が禁止されています」
今年の受験者数は、およそ55万人。この過酷な受験戦争の中で、いま、ある科目の受験者数が急増しています。それが第2外国語の「日本語」です。
ソウル市内にあるこちらの高校では、週に2回、日本語の授業が行われています。日本語人気の背景には、韓国語と文法などが似ていて学びやすいという点に加え、若者たちの「日本カルチャーへの興味」があります。
生徒
「日本の漫画が大好きで、普段よく見ています。最近出た映画も見たりして、興味があります」
「以前は日本の話が出ると、みんな否定的な反応をしていましたが、今はほとんどの人が日本の話をすると反応も良く、むしろもっと好意を持つようになりました」
実際、日韓関係が最悪とも言われた2019年に比べると、受験者数はぐんと伸び、4倍以上に増加。第2外国語の中ではトップです。
「日本語」の受験者が急増した理由について、専門家は…
国民大学日本学科 イ・ウォンドク教授
「日韓関係が大きく改善され、いま、特に若者の相互の好感度が高くなりました。そうした若者の認識が、そのまま入試にも反映されたのではないかと思います」
過酷な大学入試を戦う受験生。「日本語」を選んだ韓国の若者たちは、今後、どのような日韓関係を築いていくのでしょうか。
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