オリオンビールは上場後初めてとなる中間決算を発表しました。純利益は25億円あまりで増収増益となりました。

上場後初の決算発表となったオリオンビール。

ことし4月から9月までの売上高は157億8400万円で、前期に比べ7億6300万円、5.1%の増加となりました。

事業別にみると飲料事業が124億600万円で前期より5億8300万円の増収、観光ホテル事業は33億7800万円、1億8000万円の増収で、純利益は前期に比べ67%増の25億4400万円となりました。

飲料の値上げや観光需要の回復、ホテルの稼働率向上が増収につながったとして村野一社長は「(前期)3月の駆け込み需要が発生したなかでも増収増益をしっかり確保できた」と評価しました。

また、筆頭株主のアサヒビールを通じた販売では、アサヒグループへのサイバー攻撃の影響で商品の一部に欠品が生じ、4億円の売上の減少が見込まれるとして「影響を最大限に織り込み中長期目標に沿って対応していく」と述べました。