公正取引委員会は「三菱ふそうトラック・バス」の下請法違反を認定し、勧告を行いました。

三菱ふそうトラック・バスは、バスのドアなど部品の製造で使う「金型」を下請事業者に貸し出したあと、長期間、無償で保管しておくよう強制したということです。

「金型」は大きいもので重さ10トンを超え、下請事業者は保管費用などを負担していましたが、三菱ふそうトラック・バスは金型の回収や費用の負担に応じなかったということです。

公正取引委員会は、下請法違反を認定して、先ほど「勧告」を行いました。

強制された下請事業者はあわせて61社で、三菱ふそうトラック・バスは、そのうち21社に金型の保管費用およそ3072万円の支払いを終え、そのほかの事業者にも支払いを進める方針です。