5人は、この2年間栽培だけでなく豆の普及にも取り組んできました。
そのひとつが雫石黒千石を使ったシフォンケーキの開発です。
幅広い世代に食べやすいようにとふんわり柔らかいシフォンケーキを目指し試作を繰り返しました。

雫石黒千石を使ったクリームをたっぷりと挟んだシフォンケーキ。
生地にも雫石黒千石で仕込んだ味噌が使われています。

(甲斐谷キャスター)
「黒豆の風味が引き立っています。クリーム自体は甘さが控えめなんですがその分、豆のおいしさが出ています」

保育研究班である生徒たちは、雫石町の保育園を訪ねてシフォンケーキを提供し、豆の特徴や町内で作られていることなどを園児に紹介しました。

(田村さん)
「雫石黒千石は雫石町産なので、もちろん雫石の人にたくさん知ってほしいのですが、岩手県の食材なので岩手に広まる食材になればいいなと思います」

3年生による活動は収穫した豆の脱穀作業で一段落となりますが、活動を下級生に引き継ぎ「農業」と「食」を通じた雫石黒千石の魅力発信を続けていく考えです。