インフルエンザの感染が広がっています。

山口県内の感染者数は前の週の約1.5倍に増え、山口県は「インフルエンザ流行発生注意報」を発令しました。

県健康増進課によりますと11月9日までの1週間に、県内63の医療機関でインフルエンザの感染が確認された人は863人でした。前の週の約1.5倍で300人増えました。

1医療機関あたり13.7人で基準となる10人を超えたたため、県は去年より5週早く「インフルエンザ流行発生注意報」を県全域に発令しました。

地域別では萩が38.67人で、前の週からは減ったものの警報レベルを超えています。

次いで宇部が22.3人、防府が17.4人、周南が16.64人などとなっています。

12日までに小中高校など延べ74の施設で集団発生があり、休校や学年閉鎖などの措置が取られました。

県は重症化を防ぐためのワクチン接種や、こまめな手洗い、マスクの着用や換気など感染対策を呼びかけています。