東京電力 柏崎刈羽原発の再稼働を巡り、「近く考えを示す」としている花角知事。12日、立地自治体のトップとの三者会談に臨みました。
午後2時半に行われた三者会談。出席したのは柏崎市の桜井雅浩 市長、刈羽村の品田宏夫 村長、そして花角 知事です。

議題は柏崎刈羽原発の再稼働について。およそ20分間、事務方を入れず、報道陣にも非公開で行われました。

花角 知事就任後初となるこの三者会談…
【柏崎市 会田洋 市長】「7号機を起動してのプラント全体の機能試験を行うことについて柏崎市・刈羽村としてはこれに同意する」

三者会談はこれまで柏崎刈羽原発の立地自治体のトップが出席し、再稼働についての重要な議論を重ねる場となってきました。

“地元同意”の鍵を握る花角知事は再稼働について、近くその是非を判断するとしていますが、今回の三者会談の目的については…

【花角 知事】「再稼働問題に対する対応について、最新のお考えを伺いたい」

このように話し、花角知事は「私から伝えたいことはありません」と話していました。
その後、開かれた『地域の会』。

柏崎刈羽原発について地元の住民が意見を交わすもので、年に一度の情報共有会議は、知事や立地自治体の首長、東電の社長らが顔をそろえる機会です。

委員からは、知事が再稼働の是非を判断するのにあたって、材料のひとつに位置づけている県民意識調査の結果について意見が出されました。

【地域の会 中村伸哉 委員】「先日の意識調査の結果から知識不足や情報をそしゃくできないことが不信感を生み判断を難しくしていると感じた。またその人たちに回答を、知事のが再稼働の是非を断時するための参考にすることに不安を感じた」

【地域の会 小田修市 委員】「6割の県民は全く関心を持っておらず、関心のある4割の方でも半数の2割が安全対策の概要を知らない。しっかりとした見識のある方々、県議会等で判断することを強く望む」

また、花角知事が初当選を果たした2018年の選挙の際に掲げた公約について問う委員も。

【地域の会 星野俊彦 委員】「『脱原発の社会を目指します』、『再稼働の是非は県民に信を問います』。これをぜひ、守っていただきたい。『県民に信を問う』ことは県民1人1人の意見をくみ上げるということ」

花角知事は…
【花角知事】「首長との意見交換、公聴会や県民意識調査などで把握した多様な意見を踏まえ、県民の意思を見極め、その上でいずれリーダーとして判断し、結論を出すこととしている」
















