高知県は県の特別職「参与」を新設し元県議会議員の大石宗氏を起用する方針を明らかにしました。

濵田知事は最重要課題の人口減少対策を進めるために行政と民間の協力が不可欠として県の特別職=官民連携推進監「参与」を11月中に新設すると発表しました。

特別職の「参与」は県の副部長級にあたり企業版ふるさと納税の促進や県施設の活性化など知事が施策を進めるための助言や調査を担います。この「参与」に県は元県議会議員で7月の参院選徳島・高知選挙区に自民党から出馬し落選した大石宗氏を起用する方針です。濵田知事は大石氏について「県政を熟知し民間とのネットワークがある」と評価しました。

(高知県 濵田知事)
「新しいシナジー効果を生み出すような取り組みに結びつけていかないといけない。そのためには県の行政、民間の様々な活動を熟知している大石さんの力をお借りしたい」

また濵田知事は自民党に籍を持つ大石氏を起用することについては「法的には問題ない認識」としています。大石氏は県からの打診を受け入れていて、任期は11月17日から2026年3月末までです。