オリックスとカタールの政府系ファンドが共同で、国内企業が対象の投資ファンドを新たに立ち上げました。

オリックス 高橋英丈 社長
「国内企業の企業価値向上の支援、ならびに日本の産業発展に貢献していきたい」

オリックスは、カタールの政府系ファンド「カタール投資庁」と共同で25億ドル、日本円で総額3800億円規模のファンドを設立しました。

資金力のある中東の政府系ファンドと組むことで、大型の企業買収を含め、投資拡大を目指すとしています。

具体的な投資先は国内の企業に限定し、ITやヘルスケアといった成長が見込める分野が主な対象だということです。

オリックスは東芝が2年前に非上場化した際、出資しています。

欧米の投資ファンドによる案件獲得が目立つ企業のM&A(合併・買収)市場で、中東マネーを引き込み、存在感を出せるかが焦点となります。