先週、米軍普天間基地の周辺で昼夜を問わず騒音が相次いだことを受け、県選出の野党国会議員や県議会議員らが10日、沖縄防衛局に抗議しました。村井勝局長は「嘉手納基地での即応訓練の一環だった」などと説明しました。

議員らは、今月4日以降に普天間基地に戦闘機が相次いで飛来したことに伴い、午後10時以降にも100デシベルを超える騒音が発生し、住民の生活に悪影響を及ぼしているとして、外来機の飛来や運用を即刻中止することや、深夜早朝の飛行を制限する「航空機騒音規制措置」の順守などを求めました。

これに対し沖縄防衛局の村井勝局長は「普天間基地で行われた戦闘機訓練は嘉手納基地で行われた即応訓練の一環であると聞いている」として、「米軍に対し騒音規制措置の順守や周辺地域への影響を最小限にとどめるよう改めて申し入れを行った」と述べました。

普天間基地で離陸に備えるF35戦闘機 4機


宜野湾市によりますと今月4日から6日にかけて「会話がほとんど成り立たない」とされる100デシベルを超える騒音が73回確認され、市民から236件の苦情が寄せられたということです。