広島県呉市は、市内の小学校で11月22日、給食に金属片のようなものが混入していたのが見つかった件で、12日、原因は「炊飯釜の老朽化」だったと発表しました。
呉市によりますと、横路小学校で、11月22日、6年生の児童が給食の「鮭そぼろご飯」に数ミリの金属片のようなものが混入しているのを見つけました。児童は給食を食べずに担任に報告し、校長が校内放送で「鮭そぼろご飯」を食べないように、全校児童に指示をし、健康被害を訴える児童はいませんでした。
小学校では、給食のおかずは校内で調理していましたが、米飯は市内の委託業者から納入されていて、この日の「鮭そぼろご飯」も業者から納入されたものでした。
呉市は12日、異物は「アルミニウム、ケイ素、鉄、銅などを含む金属」だったとして、原因は「炊飯釜の老朽化」と公表。再発防止策として、「炊飯釜の再加工・買い換えと定期点検の徹底」をあげました。
米飯は11月25日からは従来とは別の業者から調達していたということですが、炊飯釜の再加工などが完了する3学期から、従来の業者からの調達する予定だということです。