能登半島地震で校舎が被害を受けた石川県輪島市の門前高校で、新たに完成した仮設校舎での授業が10日から始まりました。

門前高校では能登半島地震以降、しばらくは元の校舎を使っていましたが、その後、建物の基礎部分にくいの変形などが見つかったため、生徒たちは2025年1月から、近くの公民館を間借りして授業を受けてきました。
グラウンドの一角に整備された仮設校舎は、プレハブ2階建てで、全校生徒96人は10日真新しい校舎で再スタートを切りました。

3年生の生徒「これから受験期、大事な時期やから、しっかり勉強できるっていうのが嬉しいです」
男子生徒「志望校に合格できるように集中し直して1から頑張ろうかなと思います」門前高校 畠洋介校長「勉強ができることの喜びであったり、仮設校舎であっても環境が良くなって授業を受けられることに対して感謝の気持ちを持って臨んでほしいということを生徒には伝えております」

門前高校では、元の校舎での再建を目指していますが、改修工事のめどは立っていないということです。














