新潟県内には10日、この時期としては強い寒気が流れ込む見込みで、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。新潟地方気象台は、上越・中越・下越では10日未明から夜遅くにかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼び掛けています。

気象台によりますと、新潟県を含む北陸地方には10日、上空約5500メートルに-24℃以下の、この時期としては強い寒気が流れ込むとしていて、新潟県内では大気の状態が非常に不安定となり大雨となる見込みだとしています。

雨雲が停滞した場合や予想より発達した場合は、警報級の大雨となる恐れがあるということです。

雨の予想

▼10日に予想される1時間降水量（多い所）
　上越・中越・下越　20ミリ

▼10日午前6時までに予想される24時間降水量（多い所）
　上越・中越・下越　50ミリ

▼その後、11日午前6時までに予想される24時間降水量（多い所）
　上越・中越・下越　60ミリ

気象台は、上越・中越・下越では10日未明から夜遅くにかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼び掛けています。新潟県では、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には建物内に移動するなど、安全確保に努めるほか、ひょうが降る恐れもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

今後の雨のシミュレーションを見ると、県内はあす10日にかけて断続的に雨となる所がある見込みです。
その後は11日から12日にかけて、局地的に雨となる所があるほか、14日にも雨の時間帯がありそうです。

今後の気象情報に注意してお過ごしください。