大型で“強い”台風26号がフィリピンの東を西へ進んでおり、先島諸島では9日からしけ、10日は強風となる見込みです。

気象庁によりますと、台風26号は8日午後3時現在、フィリピンの東の北緯13度00分、東経130度35分を1時間に約30キロの速さで西へ進んでいます。中心気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルとなっています。
台風の周辺では中心の北東側185キロ以内と南西側150キロ以内で風速25メートル以上の暴風、中心の北東側850キロ以内と南西側500キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
今後は発達しながらフィリピンの東を西北西に進み、10日は南シナ海に進んで次第に進路を北よりに変え、13日ごろにかけて南シナ海を北上する見込みです。
風・波の予想
▼10日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、沖縄本島地方で北東の風15メートル(25メートル)、先島諸島で北東の風17メートル(30メートル)となっています。
▼波の高さは、9日に沖縄本島地方で3メートル、大東島地方と先島諸島で4メートルとうねりを伴う見込みです。
▼10日には沖縄本島地方で4メートル、大東島地方で3メートル、先島諸島で5メートルとうねりを伴う見込みです。
先島諸島では大陸の高気圧と台風との間で気圧の傾きが大きくなるため、9日から次第にしけとなり、10日は強風となる見込みです。強風やうねりを伴った高波に十分注意してください。
台風の進路等によっては先島諸島で10日から11日ごろはうねりを伴った大しけ、11日から12日ごろにかけては“警報級”の大雨となるおそれがあります。
沖縄本島地方では強風やうねりを伴った高波に、大東島地方ではうねりを伴った高波に注意してください。
台風の予報進路は予報の期間が長くなるほど誤差の幅(予報円)が大きくなります。最新の情報を確認するようにしてください。














