クマの出没が相次いでいることを受け、宮城県の大崎市は11月8日、国に対し、警察や自衛隊が駆除や捕獲などを後方から支援できるような態勢を整備するよう求める要望書を提出しました。

大崎市の伊藤康志市長は8日、環境大臣政務官を務める森下千里衆議院議員らに、クマ被害対策に関する要望書を手渡しました。

要望書では、市民の安全を確保するため警察や自衛隊による後方支援を含めた広域での対応の検討や財政支援などを国に求めています。

市によりますと、今年度の市内でのクマの目撃件数はおととい現在で302件に上り、鳴子温泉地区では10月4日、女性がクマに襲われけがをする人身被害も発生しています。

伊藤康志大崎市長「災害級の事態になっている。県や国の力強い連携した支援を期待する」

森下千里環境大臣政務官「まずは住民の安全と安心の確保に向けて頑張っていきたい」

伊藤市長は来週、関係省庁に直接出向いて、同様の要望書を提出することにしています。














