企業間で取引されるモノの値上がりが続いています。
きょう発表された11月の企業物価指数は前年同月比9.3%上昇し、8か月連続で過去最高を更新しました。
日銀が発表した企業間取引の価格を示す先月の企業物価指数は、2020年の平均を100とした水準で118.5ポイントで、比較可能な1980年以降で過去最高を8か月連続で更新しました。また、前の年の同じ月と比べた上昇率も9.3%と、21か月連続で前の年の同じ月を上回っています。
歴史的な円安が落ち着いたことなどで円ベースでみた輸入物価の上昇幅は改善しましたが、電気料金の値上げなど価格転嫁が進んでいることで、対象となった515品目のうち8割以上の438品目が値上がりしました。
企業物価の高止まりは、今後「さらなる値上げ」という形で私たちの生活に一段と影響が広がる可能性があります。
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