11月6日、“赤いダイヤ”ともいわれるズワイガニ漁が日本海側で解禁されました。

■ズワイガニ漁が解禁!

石川県輪島市では、漁を終えた船が港に戻ってきました。

漁師
「(カニの)数がとにかく獲れたので、なんとか商売にはなるかな」

──大漁かなと思いますが?
漁師
「獲れて良かったね、これだけ」

初日の漁は十分だったという声もある一方で、去年の能登半島地震で被災した港は、まだ完全復旧していません。

関係者
「港がまだ復旧していなから、これが精一杯です」

去年に続き、地震後に作られた仮の桟橋を使って水揚げ作業が行われました。

漁師たちがカニの選別や、箱詰めに追われていました。

金沢市の港ではこんな声も…

関係者
「めちゃくちゃいいじゃんこれ」
「もう最高だよね」
「こういうのいくら(値が)付くんだろうね」

「焼きガニ」に「カニ鍋」など、年末にかけてより需要が高まっていきます。

■ “カニの少子化”が始まった!

井上貴博キャスター:
カニ好きのみなさん、今年は特にカニを食べておいた方がよさそうです。

カニは毎年、資源管理していて、その年に定着した「ズワイガニの子ども」の数で(漁を)考えるそうです。

オスのズワイガニは成長まで10年ほどかかるそうで(メスは7~8年)、今年のデータで10年後が予測できるということです。

今年のズワイガニ資源量は、多いとされていますが、来年からは減少傾向で、「ズワイガニの少子化」が始まっています。

一度、少子化になると定着しにくいということなので、獲れる量が減り、値段が上がると見られています。