東北地方5県で“クマのエサ”が「大凶作」

東北森林管理局は、青森を含めた東北地方5県でブナの実の付き具合を示す「結実状況」を調べています。

今シーズンは、5県全てが「大凶作」になりました。

また、青森県は2年ぶりに「大凶作」になり、統計開始以降、過去最低の数値となりました。青森県の豊凶指数は大凶作の基準「1.0未満」を大きく下回り、過去2番目に低い「0.2」です。

ブナの実の結実状況は、クマの行動に影響を及ぼすとされています。

今シーズンと同様に大凶作となった2023年は、県内でクマの出没情報が当時の過去最多となる1133件でした。今シーズンは10月末時点で2023年の倍以上の2460件。

クマへの警戒は強めていかなければなりません。