建設業界で深刻化する、職人の高齢化や人手不足への対策です。全国の若手大工を集めての建て方実習が開かれました。

岡山県では初めて開かれたもので、全国の工務店などから10代から30代の若手大工35人が参加しました。

参加者は、ベテランの棟梁から災害の時に建設する「応急仮設住宅」の建て方を、実践形式で学びました。主催者によりますと、1980年に約90万人いた大工は、2020年には3分の1にまで減少しています。

(インタウッディワールドのざき 小野康徳営業企画部長)
「この業界に長くいてもらえるように、大工の良さを知ってもらいたい」

(参加した大工)
「特に安全面に気を配りながら、家がしっかり建つように考えているのがすごい」

主催者は、今後も若手大工の育成に向けた取り組みを続けていきたいとしています。