廃炉作業を想定した、自作ロボットの性能を競うコンテストが10日、福島県楢葉町で行われました。

「廃炉創造ロボコン」は長期にわたる廃炉作業を担う人材育成などが狙いで今年は全国12の高専から14チームが参加しました。
「除染」をテーマに制限時間内に段差のある障害物を乗り越え、約3メートルの高さにある白い模造紙をペンで塗りつぶす作業の正確さを競いました。
人が立ち入れない原子炉建屋内を想定し、ロボットに装着したカメラの映像だけで障害物をクリアする設定は難しく、ほとんどのチームは途中で競技を終了しました。

最優秀賞に輝いたのは栃木県の小山高専チーム。抜群の安定感で除染まで完了させた完成度の高さが評価されました。
特別賞を受賞した地元の福島高専は作業は完了できませんでしたが独創性とアイデアが評価されました。