“顔パス”で新幹線に乗れる日が来るかもしれません。JR東日本管内で初めてとなる「顔認証改札機」の実証実験が6日から始まります。いったいどんな仕組みなのでしょうか。
JR長岡駅。新幹線の改札横に置かれたのは、“トンネル型”の新たな改札です。

通る人をよーく見てみると…切符やICカードは持っていませんが…

あらかじめ顔写真などを登録しておくと、顔認証だけで改札を通ることができるのです。

事前登録していない人が通ると…


JR東日本による『ウォークスルー改札』の実証実験は、6日から上越新幹線の新潟駅と長岡駅で始まります。

【記者リポート】「長岡駅を出発した女性が新潟駅に到着しました。手ぶらで新潟駅の顔認証改札機を通過しました」

長岡駅の改札機は通過するワクワク感を演出したつくりですが、新潟駅の改札機はスムーズに通過できるようシンプルなつくりに。

改札機に取り付けられたカメラで下から乗客の顔を認証する仕組みになっています。
この実証実験はJR東日本管内では初めてで、6日から事前に登録したおよそ500人のモニターが体験します。

【東日本旅客鉄道 新幹線統括本部 恩田義行 ユニットリーダー】「顔認証改札は大きな荷物を持った乗客や、普段切符を使い慣れない乗客に非常に有効な手段だと。より早く実装できるように様々な検証を重ねていきたい」

ちなみにマスクをしていても…

きっちりと認証。ただ、帽子やサングラスなどで顔がほとんど隠れている場合は認証の精度は下がるということです。

顔認証改札機の実証実験は6日から来年3月末まで行われ、JR東日本は1日も早い本格導入を目指しています。















