5日は「津波防災の日」です。
これに合わせて岩手県宮古市では津波を想定して、園児たちが避難訓練を行いました。

宮古市の津軽石保育所では、紀伊半島から四国沖を震源とするマグニチュード9の地震が発生し、太平洋沿岸に津波警報が出されたという想定で訓練が行われました。

11月5日は江戸時代に大きな津波被害をもたらした「安政南海地震」の発生日です。
東日本大震災を受けて2011年6月に国が「津波防災の日」と定めていて、これに合わせ宮古市内では防災意識を高めるために各所で訓練が行われました。

津軽石保育所では地震のアナウンスが流れると、遊戯中の園児たちが素早く頭を抱え丸くなっていました。

そのあと小関由美子所長が市に連絡を取り、子どもたちの健康状態や移動の報告を行いました。

(園児)
「上手にできました」

(津軽保育所 小関由美子所長)
「こういう訓練を通して自分自身の不安をなくしてスムーズに手配配慮ができれば一番いい」

今回は避難の移動を行いませんでしたが、津軽石保育所では年に2回、高台へ避難する訓練を行っています。