2023年2月に山口県美祢市の中国道で乗用車を運転中事故を起こし、同乗していた男性を死亡させた罪に問われている大学院生の男に、裁判所は4日、懲役3年執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

過失運転致死罪で判決を受けたのは、福岡市東区の大学院生の男(23)です。判決によりますと男は2023年2月、美祢市の中国道で50キロ近い速度超過の状態で乗用車を運転してガードレールに衝突させ、同乗していた男性を死亡させました。

山口地裁で開かれた判決公判で安達拓裁判官は、当時雨の影響で路面が濡れていたことや、現場付近はカーブが続いていて、運転への注意を呼びかける標識が複数置かれていたことなどから、運転行為の危険性は高いと指摘。しかし男が今後自動車を運転しないなど反省しているとして、懲役3年執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。求刑は懲役3年でした。