大規模山林火災で大きな被害を受けた岩手県大船渡市三陸町の綾里地区で5日、今シーズンのタコかご漁の初水揚げが行われました。

タコかご漁は、サンマやサバなどの餌が入ったかごを海の中に入れ、翌日引き揚げるものです。
綾里地区では4日、今シーズンの漁が解禁され、漁師たちがかごを設置しました。
そして5日、一斉にかごを引き揚げるとマダコを次々と取り出していました。

山林火災の被害を受けた綾里地区では、一部の漁師が失った漁具を急遽用意した他、2日には雨の影響で漁港前の海に流れついた土砂や木の撤去も行われ、さまざまな困難を乗り越えての待望のタコかご漁の解禁です。

5日に水揚げしたマダコはこの後、数日かけて獲ったものと一緒にまとめて大船渡市魚市場に卸すということです。














