熊本城の重要文化財・宇土櫓(うとやぐら)の復旧に向けた歩みを紹介する企画展が、11月5日に熊本城天守閣で始まりました。
熊本地震の影響で全体にひずみが生じた熊本城の宇土櫓は、元の姿に戻すための解体工事が今年8月に完了しました。

企画展では、解体前には間近で見ることが難しかった、釘を隠す装飾用具「六葉(ろくよう)」や、1927年に行われた解体工事の上棟式を祝う「棟札(むなふだ)」などが初めて展示されています。

熊本城調査研究センター職員「こういったかたちでみなさんの目に触れるのは初めてです」
このほか、宇土櫓の構造や歴史などを紹介するパネルなども並んでいます。
宇土櫓は2032年度の復旧完了を目指して工事が続きます。
この展示会は来年3月まで開かれています。















