ノーベル賞作家のカズオ・イシグロさんがイギリスのチャールズ国王から名誉勲章を授与され、その喜びを語りました。
記者
「まもなく勲章などの授与式が行われるということで、出席者の人たちが続々とウィンザー城に入っていきます」
4日に行われた式典ではサッカー・元イングランド代表のデイビッド・ベッカムさんがナイトの爵位を授与されたほか、日系イギリス人作家のカズオ・イシグロさんは芸術や科学、公務などでの功績をたたえる「コンパニオン・オブ・オナー勲章」を授与されました。
英国人作家 カズオ・イシグロさん
「(ベッカムさんと)お互いに祝福し合いました。本当にフリーキックが上手ですねと。イギリスの叙勲制度のすばらしいところは公的な活動や慈善活動など様々な分野で懸命に働く人々、普段あまり注目されない人々が称えられることです。その一員になれたことをとてもうれしく思います」
授与の際には、チャールズ国王とAI=人工知能について話し合ったといいます。
英国人作家 カズオ・イシグロさん
「(国王は)私が何を書いているのか尋ねられ、AIの状況やクリエイティブ業界に与える脅威について懸念を示されました。そして、ごく簡単に議論しました」
また、イシグロさんは今後について、「もうすぐ71歳でどれほど多くのことができるかわからない」としつつ、小説や脚本を手掛けた作品の映画化を楽しみにしていると語りました。
注目の記事
新幹線や特急列車で荷物を置くため「1人で2座席分購入」はアリ?ナシ? JRの見解は… 年末年始の帰省ラッシュ・Uターンラッシュ 電車内での“荷物マナー”

急増するパキスタン人に相次ぐ攻撃…ロケット花火やバット 「嘘だと思われる」直撃したユーチューバーを取材 見えた目的と誤情報 地域社会での共生に深い影

1匹見かけたら、3年後には2万匹に…爆発的繁殖力「ニュウハクシミ」の生態 文化財をむしばむ小さな脅威

「ごめんね」自らの手でロープをかけ…アルコール性認知症の息子(当時55)に絶望し 殺人の罪に問われた母親(80)が法廷で語ったこととは

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】

「米はあるのに、なぜ高い?」業者の倉庫に眠る新米 品薄への恐怖が招いた“集荷競争”が「高止まり続く要因に」









