宇宙について学び、科学や自然を探究するきっかけにしてもらいます。4日、JAXAの講師による特別授業が、山口県防府市の小学校でありました。

小野小学校であった特別授業、講師はJAXA宇宙教育センターの松原理さんです。4年から6年生が授業を受けました。

国際宇宙ステーションの中は無重力状態で、眠ったり食べたりも地球上とは全く違うということに興味深く見入っていました。また、地上と宇宙とのやりとりや、違う国の人たちと活動をする中で情報伝達がどれほど大切かをゲームを使って学びました。

管制官役が決められた図形になるよう、宇宙飛行士役の児童にパズルの組み合わせや置き方を指示しました。相手の価値観を尊重することや理解できないことは、自分の勉強が足りないのではと疑うことが大切としました。

児童
「宇宙で浮いたときにどうやったら生活できるのかもっと知りたいです」
「難しかったし、宇宙飛行士の人はああいうコミュニケーションができることをすごいと思った」

JAXA宇宙教育センター 松原理さん
「宇宙飛行士の管制官とのやりとりをきっかけにして、ふだんの友達とのコミュニケーションを見直してほしい。宇宙の遠い存在から身近なところにいろいろ考えをはせてもらうといいかなと思います」

宇宙から見た地球に国境線は見えませんが、子どもたちはいつもより少し広い視野で自分たちの身の回りを見直しているようでした。