戦後80年「つなぐ、つながる」

特攻隊員として戦死した若者の家族は、戦後も後悔を胸に生きていました。

熊本城内に建つ護国神社。

境内の建物の地下にはあるものが保管されています。

管理する関係者に案内してもらいました。

地下に眠るのは熊本県出身者の戦争遺品です。

戦争遺品に詳しい多久善郎さん「今、こうやって分類して、いろいろな遺品を全部合わせると1500点ぐらい保管しています。これは結婚もせずに亡くなった自分の子どもを偲んでお母さまが奉納された花嫁人形。お嫁さんを貰ってほしいという願いが込めている」

遺影や軍服――これらは全て、戦後、遺族が寄贈したもので、それぞれに家族の思いが込もっています。