山口県周南市に事業所を置く総合化学メーカー「東ソー」は4日、障がい者の雇用を広げるため、専用の施設を開設しました。

開所式では関係者がテープカットを行い、施設の完成を祝いました。東ソー南陽事業所の敷地内にある「障がい者雇用施設」は市内で2か所目になります。

軽量鉄骨の平屋建てで、建物の広さは、381平方メートル。バリアフリー設計で、部屋の入り口は大きめの引き戸がとりつけられています。作業する机も広く、休憩所も設けられています。ここでは、医療機器に使用する部品を作っていて、現在5人が作業にあたっています。

東ソー南陽事業所 勤労課 坂巻庫人 課長
「医療機器の部品製作ということで社会的意義の非常に高い仕事になっています。ぜひみなさん働きがいをもって仕事をしてもらいたいと思っています」

東ソーではこの施設で2030年までに、30人程度の雇用を目指しています。