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KDDIから山口市に派遣された男性に4日、辞令が交付されました。

総務省の「地域活性化起業人」制度でKDDIから派遣された中村映文さん(53)に、伊藤和貴市長から辞令が渡されました。

中村さんは山口市出身で、KDDIで国や地方自治体の業務を支援するシステム構築などに携わってきました。2022年11月から2024年3月まで衛星通信の技術者として南極地域観測隊に参加した実績もあります。

派遣は最長3年で、市の公民連携推進室に配属され防災や観光などの分野で情報通信技術を活用した課題解決に取り組みます。

総務省「地域活性化起業人」制度で派遣 中村映文さん
「故郷の山口市にようやく戻って来られたという感じがしておりまして、大変うれしいです。通信に関わって参りましたので、通信、デジタルを用いて地域住民の幸せ、地域産業の活性化に貢献して参りたいと思っております」

山口市公民連携推進室 西野靖巳室長
「頼りになる人材に来ていただいたと思いますので、山積する行政課題にこれまで培われた知見を生かしながら一緒に取り組んでいただきたいと思っています」

山口市の地域活性化起業人の受け入れは7人目ということです。