新潟県内では4日もクマの目撃情報が相次いでいます。
村上市では市の中心市街地で出没が相次ぎ、住民はクマを警戒しながらの生活を余儀なくされています。

「クマが、大体50センチくらいのクマがいて」

アパートの壁際を歩く1頭のクマ。

村上市塩町で4日に撮影されたもので、玄関前を横切ったのを女性の夫が目撃し、午前11時過ぎに警察に通報しました。

クマはその後、近隣のアパートの敷地内をさまよったといいます。

「実際に付近に出たのは初めてです。子グマとはいえ、すごく怖いなと」

午後には別の場所でも…

【記者リポート】
「クマはあちらの木のカキを食べようとしていたということです」
【通報した人】
「この木に登っていて、こう見たら子グマ」

通報者によりますと、午後1時頃に自宅の前にある柿の木にクマが上って柿を取ろうとしていたということです。

「おっかない。玄関なんてちょっと戸を開けてから出るようにしています」

2件の目撃現場は村上市役所からほど近く。
学校や、サケの博物館「イヨボヤ会館」もある市の中心部です。
この日だけでなく今年、周辺ではクマの目撃情報が相次いでいます。

市民からは不安の声も聞かれました。

【地元の高校生】
「夜で歩かないようにしています。近くにクマが出たらみんなで情報を伝えあってラインとかで」

【住民】
「怖くて外を出歩けない。体操の時に使っていた笛を持ち歩くんです」

飲食店にも影響が。
「人が出歩かなくなっているような感じがするので、影響はあるのでないかなと思いますね」

市民はクマへの厳重な警戒をしながらの生活を余儀なくされています。