■千葉 “1時間待ち”でも食べたいスタミナラーメン!?
続いてのスタミナラーメンは、千葉県。

ラー油の辛さと旨味が特徴の「勝浦タンタンメン」。醤油ダレに乾麺を使った「竹岡式ラーメン」と並び、“千葉の三大ラーメン”と言われるスタミナラーメンを誕生させたのが、長柄町にある「八平の食堂」。
唯一無二の味を求めて、遠方から多くのお客さんの姿が・・・
お客さん(男性)
「(ここに来るまで)2時間半くらいですかね」
お客さん(男性)
「前泊です。これを目的に」
そこまでして、食べたいスタミナラーメンの魅力とは?
八平の食堂 古市豊さん
「お待ちどうさまです。アリランチャーシューです」

王道のスタミナ食材のニンニクとタマネギをたっぷり使い、コショウや唐辛子でピリ辛に仕上げたスープが決め手、その名は「アリランチャーシュー」(1300円)。
麺は自家製で、短めに切ることで、スープの旨味を最大限に引き出すといいます。
お客さん(女性)
「麵の細さもちょうどよくておいしいです」
お客さん(女性)
「ニンニクが効いているところですね」
お客さん(男性)
「辛みがあって、あとこのタマネギの甘みがとてもいいです」
味が落ちないよう、注文を受けてから作り始めるので、待ち時間が長くなってしまうことも・・・
お客さん(男性)
「40~50分くらい待ったと思います。1時間以上待つとしても、また来たいです」

随所にこだわりが見られる、千葉のスタミナラーメンが生まれたのは、50年ほど前。
八平の食堂 古市豊さん
「『変わったラーメン作りなさい』ってお客さんに言われたのです」
この一言がきっかけで生まれたスタミナラーメンは大人気に。わざわざ遠くから来てくれる人のために、日々、改良を重ねました。
八平の食堂 古市豊さん
「ここは峠だった。昔はここを歩いて登ったのではないかと。歩いて登るにはスタミナが必要ではないかと」
千葉のスタミナラーメンも、地元の人たちのためを思って考案されたのです。

八平の食堂 古市豊さん
「色々な人に色々世話になっている。みなさんにお礼をしています」
店主たちの、熱い気持ちが、体も心も温めてくれる、スタミナラーメン。寒い冬に一杯いかがですか?














