乳房再建、これからを生きていくための治療
トークショーの後半では、乳房再建をテーマにした議論が展開されました。Lala ブレスト・リコンストラクション・クリニック横浜の武藤真由医師は「日本の乳房再建率は12~13%で、アメリカの50%、韓国の60%弱と比べて大幅に低い」と現状を報告し、地域や医療機関による体制の偏りが大きな要因だと分析しました。
乳房再建の経験者で一般社団法人KSHS代表の溝口綾子氏は「乳がんと診断された時に再建という選択肢があることを情報として伝えるところまでは標準治療にしてほしい」と訴えました。また「乳がん治療は生きるために必要な治療で、乳房再建はこれからを生きていくために必要な治療だ」と再建の意義を語りました。














