小泉防衛大臣は中国の董軍国防相と初めて会談し、中国の軍事活動が活発化していることを深刻に懸念していると伝えました。

小泉進次郎 防衛大臣
「我が国としては、東シナ海や太平洋地域における様々な形での中国側の軍事活動の活発化を深刻に懸念をしています」

ASEAN=東南アジア諸国連合などと安全保障問題を議論する会議に出席するためにマレーシアを訪問している小泉大臣は、中国の董国防相と初めて会談を行いました。

小泉大臣からは、▼日中防衛当局間のホットラインについて適切で確実な運用をすることの重要性を指摘したほか、▼5月に中国・海警局のヘリコプターが沖縄・尖閣諸島周辺で領空侵犯した事案のような活動を速やかに停止することなどを求めたということです。

小泉大臣は「率直な議論と意思疎通を重ねることが極めて重要である」と指摘したということですが、会談での中国側の主張については「董国防相から中国側の立場に対する発言があった」と述べるにとどめています。