熊本県芦北町の山間部に野積みされた土のうから、汚水が流れ出ていた問題に関連し、市民団体が警察に告発状を提出しました。

この問題は吉永和世(よしなが・かずよ)県議会議員が会長の廃棄物処理業「吉永商会」が、芦北町の山間部にある敷地に土のうを野積みし、汚水の流出が確認されたものです。

水俣市の市民団体の代表が、関係者の証言などから、土のうに詰められた汚泥は廃棄物で廃棄物処理法違反の容疑にあたるとして、今日(31日)警察に告発状を提出しました。

また汚泥を適正に保管・処理せず屋外に放置したと訴えています。

この問題をめぐっては10月22日、汚水が流れ出ない対策をするよう、県が吉永商会に行政指導をしていました。

告発状を提出した谷口明弘さん「周辺住民は汚水の流出で、環境汚染されているんじゃないか、不安に駆られています」

吉永商会は「担当者がいないのでコメントできない」としています。