黒部市農業協同組合(JAくろべ)は30日、子会社「JAくろべサービス株式会社」の60代の管理職の社員が、廃車代金145万7000円を着服したとして、10月28日付けで懲戒解雇処分としたと発表しました。

JAくろべによりますと、着服していたのは子会社で自動車の販売や整備を行うJAくろべサービスの60代の管理職の社員です。

この社員は、令和5年(2023年)3月から令和7年(2025年)8月までの約2年5か月間にわたり、組合員の車を下取りして廃車処分にした際、業者から受け取った代金について、本来は雑収入として計上すべきところ、着服していたとのことです。

被害総額は廃車49台分、合計1,457,000円に上るとしています。内部通報によって今月10日に事態を確認し、この社員を28日付で懲戒解雇処分としました。着服した金を遊興費に充てたと話しているということです。

JAくろべは「昨年発覚した不祥事の再発防止策に取り組む中、JAへの信頼を失わせる行為であり、組合員・利用者の皆様には多大なるご心配とご迷惑をおかけすることについて、心よりお詫び申し上げます」とコメントを出し、コンプライアンス態勢および内部管理態勢の一層の充実・強化に努め、信頼回復に取り組むとしています。