山口県上関町で計画されている使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設です。
中国電力の「建設は可能」とする調査結果を受け29日、計画に反対する団体が上関町に建設を断念するよう改めて求めました。
申し入れをしたのは「上関原発」建設計画に反対する2市4町議会議員連盟など3つの団体です。

今年8月、中国電力は町内で使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵施設の建設は可能とする調査結果を上関町に伝えています。

申し入れでは建設地の周辺海域に生息する生き物の多様性が失われると指摘し、活断層などを含めた地盤や環境面の調査も不十分などとして、町に建設に反対するよう改めて求めました。

「上関原発」建設計画に反対する2市4町議会議員連盟 小中 進幹事長
「一方的な国や電力会社の思いだけで中間貯蔵施設を建てることはやめてほしい。こういう思いできょうは申し入れを行いました」
町の担当者は「申し入れの内容について町長に伝える」と答えるにとどまりました。

3つの団体は来月7日、県知事にも同様の申し入れを行う予定です。














