災害時の避難所での生活について考えてもらおうと、高知県佐川町の中学校で防災授業が開かれました。
佐川中学校で行われた防災授業は、「被災時に自分で考えて行動できるようになってほしい」と佐川町と三井住友海上火災保険が開き、京都大学防災研究所の矢守克也教授が講師を務めました。授業では、中高生を対象に作成された「HIRAQ(ヒラク)」という教材が使われました。四国の学校では初めての活用です。HIRAQで描かれた避難所生活の様々な想定に対し、生徒たちは、サイコロをふって出たヒントをもとに「高齢者は階段をのぼらなくてもいいように1階で過ごす」ことや「乳幼児は授乳スペースを確保できる体育館に」など、意見を交わしていました。

(京都大学防災研究所 矢守克也教授)
「高齢化も進んでいるので、中学生たちには避難所運営などでは力になってほしいんです。今中学生の子は5年経ち10年したら一番元気のいい若者にすぐなるので、そういう意味も含めて中学生の勉強はとても大事です」

(参加した生徒は)
「災害時に大人がやることを真似して、自分が大人になって今まで大人がやってきたことをやってみたいと思いました」














