ホンダの三部社長はアメリカで生産した車を日本に輸入する「逆輸入」について、日本市場におけるホンダの価値を変える一つの手段」と話し、前向きに検討する考えを示しました。
ホンダの三部社長は、きょう開幕したジャパンモビリティショーでJNNの取材に対し、次のように述べました。
Q.御社はアコード・クーペを一番最初に逆輸入したと思いますけど、今後もう1回ありますか?
ホンダ 三部敏宏 社長
「我々としては少し今、検討はしています。北米にはいろんな商品持ってますので、それは日本にまた持ち込むことによって、日本市場におけるホンダの価値みたいなものを変える一つの手段だというふうに思っている」
具体的な車種などについては言及しませんでしたが、ホンダは過去に「アコード・クーペ」を逆輸入した実績があります。
逆輸入は日米関税交渉の過程でアメリカの貿易赤字削減のための方策として検討されていて、ホワイトハウスは28日、日米首脳会談による成果を明らかにした文書の中に、トヨタがアメリカで作った車を日本に輸出するとの記述を盛り込みました。
トヨタは日本国内では販売していない「カムリ」などを逆輸入する検討をすすめていると明らかにしています。
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